視野の際
見渡す限りの蒼は
最初から
隠れてすらもいなかったのだ

仰向けのままで
空に潰され
目の暗さすら知らぬままに
虚ろな夢へと沈んでいた

文字の最中
一片の雲が流されて
何処か
遠い場所へと離れてゆく

消える事無く
移ろいゆく

きっと ただ
それだけの事なのだろう
関連記事

2013.09.26


Secret