退屈を持て余す道楽
面妖な装いが
面倒な寄合の下で
膨らんでゆく

犇めき合う あぶくの束が
水面近くに
引き寄せられる度に
空気に為り損ねた溜息が
有機物の腐敗と共に
退屈を持て余す道楽へと
組み込まれてゆく

疎んじられるべき醜態が
ここではまるで
神聖な振る舞いの様ではありませんか

ドブの中に
誰が硬貨を投じたのか

ヘドロの滞留に
今 何らかの意味が紡がれる
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2013.10.01


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