してん
朝露が顔を濡らし
小さな観測者が目を開く

延々と続く限り
歩を留める事なかれ

あの地平の果てに
僕の居場所はあるのだろうか

死点さえも支点と見做し
始点から視点の先へ

背後には
逃れられない
日没が迫っている

追う先には誰が居て
誰に追われて生きているのか

円を為した節理の果てに
没しては息吹き返し
いつまでも
自らの尾を追い求める
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2013.10.05


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