掴み損ね
はみ出した歩幅が
今と明日とを測る距離
道の端に消えて尚
この神経は繋がっている

無秩序に浮かぶ雲
点滅する空の灯りは
秩序と背中合わせのままで
衛星の影に見え隠れ

揺れているのは
自分の存在そのものだ

振動を感じ取り
もうじき蜘蛛がやって来る
押さえられない鼓動の対価は
地球の上で
ぐるぐる巻きに縛られている

水が欲しい
しかし
咽の乾きは
ぼやけたままだ

掌から水滴が零れる様に
思い描いた景色が欠けてく
垣間見たのは可能性
この手で触れる事は叶わず

建設途中の家の中
喰らい付かれた喉笛が
零す名前は何処へ流れる
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2013.11.13


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