地を舐める
柔らかな草が絡み合う夜は
悟った様に月を見上げる
吹き荒ぶのは翅の音
仰向けの世界は
御柱と共に
鱗粉の
底へ
其処は
形代と共に
俯せの視界へと
吹き溜まりし金の許
悟った様に土を見下ろす
艶やかな傘を重ね合う朝は
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2013.12.08


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