か細い絆
後悔の無い様に
浅い知覚にその身を委ね
か細い絆を伝って歩く

目が醒めたのは
深い青味に沈んでからだ

瞼の内で叫ぶ言葉は
きっと朝には枯れてしまう
幾許か早い鼓動が
傍を離れて点へと還る

もう会う事は叶わぬけれど
もう離れる事も無いだろう

航海の無い宵は
甘い味覚がその身を挫く
か細い絆に縋って歩く
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2014.01.03


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