素嚢にて
身を潜めた蔵の中
腑抜けた心を掻き雑ぜる

お前の言葉は
詰まらない練り物だ

言い損なった雨の日は
死に損なった畦の灯を
そっとポケットに忍ばせる

燃え広がった空の色
酷く不自然な愛の意図

仕舞い込んだ春にさえ
君は触れる事は出来やしない
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2014.01.19


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