無知の血
噴き出す様な空虚さに
ずしりと重い
豚の頭を贈ります

ああ なんて
満たされた気分だろうか
悲痛と隣り合わせた男女が宣う

四肢を隔てた獅子の口
吊り下げられた心拍が
拍子となって音を散らかす

返り血を浴びた空だとは
君は思いもしないのだろうね
純白の服を纏っても
この身に滲んだ赤は消せない
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2014.01.24


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