遺志を積むもの
頭を垂れて打ち拉ぐ
硝煙に満ちた清き思いは
道の果てへと踏み込んだ
ともの背中を
ただ静かに見送るのみ

咲いたのは血の花で
志半ばの僕は種
赤い絆で結んだ幕は
風に吹かれて
どんな旗色を翻えしているのだろう

小銃が此方を睨み牙を剥く
だからこそ この腕は
椅子の上から畑を見下ろす
あなたの首を
握り潰さねばならぬのです

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2014.02.18


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