反体制的体制依存
切断面に映された
荒唐無稽な春の営み

地吹雪の中を蝶が舞い
結露に根差した蕾が開く
肌寒さに震えながら
開放的な虫の往来に身を委ね
仰ぐロープの結び目に
確かな季節を感じて叫ぶ

積み重ねてきた屁理屈が
私の血肉と成りますように

輪っかの中を跨ぐのは
きっと心の底から愚かであろう
暖かさに絆されながら
踏み台の上で中指を立てる

小さな熱に囚われながら
固定された視点が掲げる
排他的な反体制的体制依存

否定が反骨なら
否定の否定も
反骨足り得るではありませんか

今 自覚の無い依存者が
台座の上から突き落とされた
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2014.03.08


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