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連続する屋根の下
色褪せない看板が
相も変わらず其処に在った
幼少の記憶を辿り
灯りの下を掻い潜る僕が
現実と過去とを擦り合わせる音に
耳をやられて
短い植木の根元へと倒れ込む
手探りで掘り返し
頭痛のリズムに身を委ねる程に
埋めた筈の小さな背中は
手に負えない程の大きさへと成長し
商店街のアーケードを突き破る
止まるものに
温もりは付いて来れない
愚図つく空と
濡れる事無い歩道の一角
それでも雨は
この掌を敲いていた
相も変わらず其処に在った
幼少の記憶を辿り
灯りの下を掻い潜る僕が
現実と過去とを擦り合わせる音に
耳をやられて
短い植木の根元へと倒れ込む
手探りで掘り返し
頭痛のリズムに身を委ねる程に
埋めた筈の小さな背中は
手に負えない程の大きさへと成長し
商店街のアーケードを突き破る
止まるものに
温もりは付いて来れない
愚図つく空と
濡れる事無い歩道の一角
それでも雨は
この掌を敲いていた
2014.03.12 ▲
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