あぶれる
折り重なる様に草臥れた
標識たちの夢の後

生まれた先は舗装され
自らの存在が
望まれぬものだと知覚するのは
盛上がる地面が
私の身体と繋がっているから

油を吸って膨らんで
駐車場に緑を添える

人気の無い公園には
置き去りの
活気だけが彷徨っていた
関連記事

2014.03.14


Secret