不純余生交友
納められた遺骨には
不純な言葉が詰まっていた
囁く様に付き纏う
恨み節とも取れるそれは
黴の根が
表層深くに食い込む事に
あからさまな
嫌悪感を示し反発する

脂ぎったお前の骨が
醜悪な臭いを放つのならば
虫の支脈に依存した
罅割れた世が顔を出す

居候の分際で出過ぎた真似を

拾われた経緯も
覚束無い儘に
家主の部屋で踏ん反り返り
自らの墓標を
遠い彼の地へと繋いでゆく
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2014.03.16


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