其処に在る空
積もり積もった純真は
いつしか心を覆ってしまう

束縛に変わった愛情は
寂れた通りに打ち捨てられて
ゴミに混じった
慈悲によって生き永らえる

気高さも体面も
曝け出された邪に蹂躙され
早朝の食卓で管を巻く

もう言い訳は沢山だ

炸裂する柑子色の閃光が
見慣れた景色を消し飛ばす

爆心地は私自身だ
吹き飛ばされる信心と
焼き落とされる天井に
雲一つない青空が微笑んでいた
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2014.04.11


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