Trackback
| ホーム |
屋上で欠伸
廃屋のマネキンが
服を着る事の無い様に
打ち付けた釘を
綺麗な言葉で慰めている
錆付いた身の上とは
まるで無縁なその光沢は
綺麗なものも汚いものも
隔ての無い
一枚の事実へと仕立てあげ
零れ落ちる泣き言を
貯水タンクへとエスコートする
伸び切った皮膚達が
屋上で欠伸をする間に
剥き出しの骨に肉が色付く
来る日も来る日も
艶めかしいフォルムを晒して
何故に
生きる事を拒むのか
滴る様な息を湛えた
月の灯りがやけに五月蠅い
服を着る事の無い様に
打ち付けた釘を
綺麗な言葉で慰めている
錆付いた身の上とは
まるで無縁なその光沢は
綺麗なものも汚いものも
隔ての無い
一枚の事実へと仕立てあげ
零れ落ちる泣き言を
貯水タンクへとエスコートする
伸び切った皮膚達が
屋上で欠伸をする間に
剥き出しの骨に肉が色付く
来る日も来る日も
艶めかしいフォルムを晒して
何故に
生きる事を拒むのか
滴る様な息を湛えた
月の灯りがやけに五月蠅い
2014.04.18 ▲
| ホーム |