虚ろな自覚
薄汚い容姿のまま
木漏れ日を浴びて身を捩る

洞の中には鳥の首
歌の中には森の日々
過ごした時間に呼応する
嘘の始めと文字の不備
落として無くして誤魔化す度に
自分の顔すら忘れてしまう

ああ そうさ
跳ね返るのはお前の声で
私の言葉は弾みやしない

意地を張る度 見限って
意義を得る度 見境も無く模写をする

誰も彼など知りはしない
彼も己を知りはしない
関連記事

2014.05.02


Secret