上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

--.--.--
張り付いた日没
翅を隠す甲虫が
夕暮れの路地裏に消えてゆく

薄れてしまった血の色が
誰のものでもないように
忘れてしまった営みは
もう何処にもありはしない

紡がれてきた糸はただ
人と人とを繋げていただけ
遠退いてゆく背中には
力無く頽れる優しい思い出

もう誰もいないのに
また誰かの声がする

途切れた筈の足音は
逢魔が時の影法師

ほら また一つ殻を割ったよ

歓びの無い日没が
いつまでも
正面に鎮座している
関連記事

2014.05.05


Secret


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。