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参道巡り
真っ白な地平線に
気持ちばかりの言葉を垂らす
こんなにも空っぽで
何にもない目覚めの朝は
騒がしい昨日までの雑踏が
恋しくも疎ましい
お前は思い込みに窒息している
僅かばかりの水滴の音
次に己の心拍が
色味を為して膜を張る
削り取るのは
文字が欺瞞か産声か
もう何年も此処に在るのに
目を開ける度に産み落とされる
見慣れた街の情景が
参道の奧に揺らいでいる
初めて訪れた境内は
何故だか見慣れた場所の様に
瞼の裏に焼き付いていた
気持ちばかりの言葉を垂らす
こんなにも空っぽで
何にもない目覚めの朝は
騒がしい昨日までの雑踏が
恋しくも疎ましい
お前は思い込みに窒息している
僅かばかりの水滴の音
次に己の心拍が
色味を為して膜を張る
削り取るのは
文字が欺瞞か産声か
もう何年も此処に在るのに
目を開ける度に産み落とされる
見慣れた街の情景が
参道の奧に揺らいでいる
初めて訪れた境内は
何故だか見慣れた場所の様に
瞼の裏に焼き付いていた
2014.05.06 ▲
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