にこやか教
愛を掲げた花が咲き
恣意に感けた恥が先立つ
横ノリの群集は
何処まで余所見をしていられるのか

殴られた
左の頬が痛むなら
右の頬を差し出しなさい

膨れ上がった顔で
爽やかに
にこやかに輪になろう

さあ 歌いましょう
やあ 躍りましょう

火の手はすぐ其処まで
迫っているのに
彼等は水を汲む事を許さない

武器を捨てよ

今 消火器を持つ腕が
鎌と槌に蹂躙される

信じよされば救われん

燃え盛る 炎を庇う人々は
高らかに 朗らかに
返り血を浴びた 平和の歌を口遊む
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2014.05.09


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