Trackback
| ホーム |
首といつまでも
木造アパートに
つまらないものが引っ掛かり
水を張った桶の中へと
腰の曲った老人を招き入れる
招待されぬ事態に
彼等は酷く狼狽えていた
饐えた匂いに埋もれて
花が散るのを ただ眺めてる
実に陰気な春の邂逅
衰えて草臥れて
頭を垂れて潰れてしまえよ この命
甘いものに舌を焼かれ
柔いものに骨砕かれて
正視に堪えぬ この立振る舞い
ああ 目の前には
潰しの利かない半生が横たわる
誰の首を掲げてきたのか
もう当人にも知る由は無い
つまらないものが引っ掛かり
水を張った桶の中へと
腰の曲った老人を招き入れる
招待されぬ事態に
彼等は酷く狼狽えていた
饐えた匂いに埋もれて
花が散るのを ただ眺めてる
実に陰気な春の邂逅
衰えて草臥れて
頭を垂れて潰れてしまえよ この命
甘いものに舌を焼かれ
柔いものに骨砕かれて
正視に堪えぬ この立振る舞い
ああ 目の前には
潰しの利かない半生が横たわる
誰の首を掲げてきたのか
もう当人にも知る由は無い
2014.05.13 ▲
| ホーム |