溜まり場
隔たりの無い大空を見上げ
どいつもこいつも
下らない馴れ合いの果てに
両手を躱し霧散してゆく

憎むべきは
有り難がった己自身だ
支柱の様に打ち立てた
我が心の依存衝動

悪いのは君ではない
汲むべきはシーツに包まる
歯痒さだけを貪る愛執

いっその事
中身を全部 曝して見せろよ
噛み合わなさに比例した
いい加減な野次が飛ぶ

骨組みだけは立派なものだ
だけども あなたは
もう 動く事はないのだろう

血が通い 影が落ち
螺子の弛みは 今日もまた
安らかな陽溜まりへと 顔を変える
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2014.05.23


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