Trackback
| ホーム |
屋根の漂着物
両の足で立ち続けるには
少しばかり
筋組織が足りなかった
枝の様に伸び切ったそれは
自身の負った役目など
とうに忘れて
まだら色の雲海を漂うばかり
雷鳴が照らしている
溺れてしまった屋根の漂着物
ただ乗りするのも憚られる
ぐしゃぐしゃに潰れた顔
少しばかり
筋組織が足りなかった
枝の様に伸び切ったそれは
自身の負った役目など
とうに忘れて
まだら色の雲海を漂うばかり
雷鳴が照らしている
溺れてしまった屋根の漂着物
ただ乗りするのも憚られる
ぐしゃぐしゃに潰れた顔
2014.09.12 ▲
| ホーム |