膿んだ光源
大きく見開かれた瞳を前に
鳥の影は狼狽えていた
捉え所の無い足場に
座ることを拒む首

君はいつまでも
未熟なままで
記述のままに声を上げる

背中の太陽が笑っている
お腹の掲揚に
それならば
彼らの光源は何処にあるのか

真っ暗な穴の中へ
両の瞼は落ち込んでゆく
黒く深く
膿んだ血肉を礎にして
関連記事

2014.09.13


Secret