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コルナ
高層ビルの屋上で
人差し指が嘶いている
冴えない空に俯く者は
皆一様にゲロを吐き
取り繕った
見せ掛けだけの愛の使者に
呪詛の視線を投げつける
火の気の無い場所など
この世界に在りはしない
囁く小指に促され
今 血の気を帯びた
二本の角が 天を睨む
これ見よがしな免罪符など
破り捨ててしまえばいい
煙の上を舞う鉄は
逆光に焦げた山羊の蹄を
眼球の底へと駆り立てる
さあ 突き上げろ
人差し指が嘶いている
冴えない空に俯く者は
皆一様にゲロを吐き
取り繕った
見せ掛けだけの愛の使者に
呪詛の視線を投げつける
火の気の無い場所など
この世界に在りはしない
囁く小指に促され
今 血の気を帯びた
二本の角が 天を睨む
これ見よがしな免罪符など
破り捨ててしまえばいい
煙の上を舞う鉄は
逆光に焦げた山羊の蹄を
眼球の底へと駆り立てる
さあ 突き上げろ
2014.10.14 ▲
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