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納まらぬ鍵
触れている感覚も
振れてしまう品格も
鍵の穴へと押し込んで
噛み合わない時間の経過を
噛み締めている
擦り減る色も
雨宿りの軒下では
原色であるかの様に
身を寄せて
身を焦がす
燃え上がる壁へと
凭れ掛る
咽の吐瀉物が
芳しいとさえ感じるのは
きっと 私だけではない筈さ
廻る血は
巡る地へと染み入って
目的地すら定まらぬまま
鼻腔を撫でた新たな言葉に
明日の天気を託している
椅子の点鬼簿へ
記す諱(いみな)
意味を失くした
予報と訃報
納まる事を拒む鍵は
どんな隙間へも隠れてしまう
振れてしまう品格も
鍵の穴へと押し込んで
噛み合わない時間の経過を
噛み締めている
擦り減る色も
雨宿りの軒下では
原色であるかの様に
身を寄せて
身を焦がす
燃え上がる壁へと
凭れ掛る
咽の吐瀉物が
芳しいとさえ感じるのは
きっと 私だけではない筈さ
廻る血は
巡る地へと染み入って
目的地すら定まらぬまま
鼻腔を撫でた新たな言葉に
明日の天気を託している
椅子の点鬼簿へ
記す諱(いみな)
意味を失くした
予報と訃報
納まる事を拒む鍵は
どんな隙間へも隠れてしまう
2014.10.29 ▲
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