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朗らかな毒の痕
煮込んだ景色を小皿に盛って
着込んだ季節に小言を漏らす
まだ肌寒い夜なのに
剥ぎ取る毛皮に悪びれもせず
凍えた種火を
雲の切れ端へと縫い付ける
空はこんなに燃えているのに
傍に居るのは湿気った身体
蒼褪めた顔色が
染める蕾は
世迷言吐き 病を咲かす
こんなにも見苦しく
どんなに未練がましくとも
温もりはいつも
搾取されては拍手が起きる
高らかな響きのその後に
朗らかな毒の痕
お前など
開く事無く 萎れてしまえ
着込んだ季節に小言を漏らす
まだ肌寒い夜なのに
剥ぎ取る毛皮に悪びれもせず
凍えた種火を
雲の切れ端へと縫い付ける
空はこんなに燃えているのに
傍に居るのは湿気った身体
蒼褪めた顔色が
染める蕾は
世迷言吐き 病を咲かす
こんなにも見苦しく
どんなに未練がましくとも
温もりはいつも
搾取されては拍手が起きる
高らかな響きのその後に
朗らかな毒の痕
お前など
開く事無く 萎れてしまえ
2015.03.20 ▲
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