浮き粕惨禍
浅い歴史を塗り潰し
積木細工の橋を掛けよう
綿帽子が流れる先は
風も知らない水も知らない
この身の血だけが知っている

書き換えて手を折られ
押し入って押し込められる
きっと奴等はそうやって
誰かの池へと進水し
浮き粕みたいに
漂い続けてゆくのだろう

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2015.03.27


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