上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

--.--.--
渡らぬ虹
羽根を休める一時に
屋根を敲いて弾ける日差し
蒸し上がった雨の色香に
惚けた頭を窘めながら

草を伝ってゆく日々は
水に刻んだ記憶の残骸
苔生した石畳
吸われて今は天を見据える

渇いた咽は幸せだろうか
吐き出した矢の行方
突き出した鉄柵は
去りゆくものを絡めはしない

寝そべる先に
蒲公英の花が咲いていた
まだ俯いて
それでも決して折れる事無く

天井の見える庭園は
雨上がりの虹でさえ
その懐へと馴染ませる

彼はもう
何処へも飛び立つ事は無い

関連記事

2015.04.03


Secret


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。