眩く落陽
綱を掴む手がふやけ
遥か頭上の首も傾く
待つもの 追うもの
吐き捨てるもの
明日の花弁を知る者も無く

続いているのは過去の光か
灯したばかりの輝きか
虫の羽搏き 意志の眩き
茎の断面
溢れる血潮に 陽はまた沈む

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2015.05.21


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