平和の惨歌

着飾った肩書で
薄い言葉に箔を付ける
聞こえの好い音だけが
君の全て

吊下げられた礎は
さぞかし殴り易かろう

独善が牙を剥き
必然が岐路を絶つ

届かぬ理想は宙を舞う
誰の心に響く事無く

ああ 哀れな愛の免罪符
毒に染まった平和の惨歌
堪え難い屈辱に
耳を塞いで呪詛に呑まれる

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2015.11.10


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