沈む骨
浮かぶ木材 向かう贖罪
黒い水面に灯る花

舞い踊るのは
蟹の縁談 鬼の船団
隔てられた暦を跨いで
泡を捏ねる
皮を刎ねる

墨を纏った背後には
漕ぎ手の居ない泥の舟
沈んで融けて 骨になっても
何も得られず 何も残せず
ただ絆される事を
待ち望んでいるだけさ

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2015.11.23


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