見慣れた道程
灯りを消した道に
重さを増した煤が被さる

もう 誰のものかも判らない
塗り潰された顔に託した
雲一つ無い蒼天

擦り剥いた壁よ
不本意な癒着に疼いた
明けに曝され崩れてしまえ

座標の反乱

其処はもう 昨日とは異なる
見慣れた道程


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2015.11.27


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