ビルの谷間に染み渡る
ロマンティストの咆哮は
瓦礫の街を愁いつつ
砂礫の街を喰らいながら
正しき父の名の許に
新たな秩序を植付ける。

首吊り台に立たされて
罵声を浴びる偶像は
塗り潰されてく愛郷と
魔法の水を愁いながら
抜けた足場の其の下に
新たな時代を裏付ける。

夜空に遍く
ロマンティストの瞬きは
今日、また一つ塵となり
新たな星を散りばめる。

弾け飛ぶ
ロマンティストが弾け飛ぶ。

血溜り喧騒
秩序の谷は焼け焦げて
夜空に遍く
ロマンティストの瞬きは
今日、また一つ塵となり
新たな星を散りばめる。

東の空　西の空
星は夜空を埋め尽くし
今日、この地球（ほし）も塵となる。