焼き付き
醒める度に焼き付いた
瞼の裏の影法師

眠る間際に佇むものよ
いつまで夢を捏ね回す

雨を憎んだ日々はもう
目が冴える程に遠ざかり
宵 更ける程に身を寄せる

幕よ 早く昇っておくれ
常世に永鳴く鶏が謡えば
きっとお前は過去のもの


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2015.12.17


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