踊り喰い
詰め込まれた箱の中で
懐かしむのは陽の温もり

届けども溜まる事無く
素通りしてゆく 足早に
生殺し
半死半生に縋る他ない
惨めで醜い この空気

窮屈が 空腹が
圧迫された貪欲に酔い潰れ
与えられた生身に
気を払う事 侭ならず
削り取る 至福の時間
痛みは徐々に
胃袋の中に丸く収まる

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2015.12.18


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