星を摘む
解放された歓びに
その身を委ねた事も忘れて
電飾の這う
街の速度に釘を打つ

青白く光る屋根の下
まだ手の届く星の命

捧げるものは何も無い
安売りをした後の祭り

だからこそ
伸ばしたその手で
摘んでしまえ

せめてもの時を
記憶に留めて貰える様に

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2015.12.18


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