抜け切る先
逆さまに揺らぐ電光に
水の深さを問い掛ける

温かな重さだった
挟まれた明日を
雲の上へと打ち上げるのは

厚い幕 灰の空
抜け切る先は ただただ蒼く
きっと誰かの苦しみさえも
まるでその場に無かった様に
澄み渡る 墨を吐く


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2015.12.24


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