鉄閃
止まり木と筆の流れが
違う事無く重なって
寄り添うばかりの雛の背は
孤独の色を帯びて行く

迫り来る鉄閃は
口から出任せ
着弾する隙すら得られず
大樹の腕から 放り出された

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2015.12.27


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