猿の巡り
階段に座る猿にとっては
下りも上りも思いのままさ

射ち上がる筒が妬ましい
謙る筆が疎ましい

見上げたものだ
見下げたものだ

空は煙に包まれて
地面は業火に抱かれてる

このまま 鶏へ
どうか 跨いでお進み下さい

笑止千万 干支は巡って
皆がお前を迫り立てる
駆り立てる

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2016.01.03


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