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電飾の街
指折り数える人込みの
白い吐息が薄れる様を。
煤けた街の点灯式に
ぼくの心も移り変わり
ゆらめく鉄塔 暖かな
あの手の温もり 想い出す。
今年もまた、この場所は
枯れ木に灯る電飾の
光と影をも敷き詰めながら
冬の訪れ告げて行く。
転がる街の片隅で
路面に一人寝そべった
凍えた傘で明りを掬う。
破れた布の隙間から
差し込む光は星屑か?
それでも足りぬと身を削り
燃やした想いの発光か?
絶えず流れる人の波、
留まる事など出来やしない。
光を捉えや出来やしない。
それでもぼくは傘を差し
拉げたほねから降り注ぐ
光と影とに戯れる。
構うものか。
この場所に在れるのならば。
白い吐息が薄れる様を。
煤けた街の点灯式に
ぼくの心も移り変わり
ゆらめく鉄塔 暖かな
あの手の温もり 想い出す。
今年もまた、この場所は
枯れ木に灯る電飾の
光と影をも敷き詰めながら
冬の訪れ告げて行く。
転がる街の片隅で
路面に一人寝そべった
凍えた傘で明りを掬う。
破れた布の隙間から
差し込む光は星屑か?
それでも足りぬと身を削り
燃やした想いの発光か?
絶えず流れる人の波、
留まる事など出来やしない。
光を捉えや出来やしない。
それでもぼくは傘を差し
拉げたほねから降り注ぐ
光と影とに戯れる。
構うものか。
この場所に在れるのならば。
2008.01.07 ▲
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