果無し事
肺を充たした湯煙は
咳き込む暇すら
与えてくれない

逆上せて居たのは
いつの日か
儚い調べを手繰って奏でる
曇天直下のこの音圧

誰の戯れ言 我も痴れ言
果無し事こそ
ヒトとサルとを違えるものか

関連記事

2016.03.31


Secret