陽の受け皿
たっぷりと吸えばいい
使い古した綿と腸

汚れの知らぬ眼は霞み
爛れた傘の下に在れども
紡いだ音は変わらぬ筈さ

陽は脈々と流れ去る
けれども
月がそれを汲み上げ
細やかながらも
灯りが途絶える事はない



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2016.04.03


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