俯せの徒
息の詰まる箱の中
凍える事無く雪を貫く

受け止めるだけの
苔は何処だい

問い掛ける端を
弾が流れる

視線の外は
まだ寒かろう

俯せの徒は
地に根を伸ばし
背を大空へと近付ける


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2016.04.06


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