隠った熱
掴みきれずに擦り抜ける
腹の卵は自我を持たない

そう 答えは既に紙を汚して
髪を束ねて神と嘯く

青天の空が凍える様だ
曇天の空は燃えているのに

隠った熱は
行き場を求める
潰れた身体へ
間借りしながら

円らな瞳が黒々と
重みを増す度

関連記事

2016.04.07


Secret