拾う者無し
理不尽な夜の風に
当てられて
真っ当な権利さえも
捏ね繰り返す

ああ 持つべき旗が
すげ替えられた
翌日の街

代えられない妬みを抱いた
水底の石を見据えて居ても
投げっ放しの現実が
拾い上げられる事は無い


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2016.04.11


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