跨ぐ先
開いた腹へ威勢よく
今後の流れを問い掛ける

燻る瘤は身を肥やし
愛しさ傘にし雨を阻むか
窶れた声へ
全てを晒すか

ああ 種子の頃から
知っていたのだ
時の焦りを
茎の余りを

帰って来るんだ
靴が無くとも

玄関跨げば
欠け換えの無い
君の温もり

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2016.05.18


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