怨結び
郊外は今も昼最中
星の没する仕草も見えず

療養とは名ばかりだ
硝子の向こうは

柑橘がくすみ
項垂れるまで
君と私の家族ごっこは
繰り返される

子を成した鬼さ
引き摺られたのは

関連記事

2016.07.06


Secret