不安気な鼓舞
罅割れたタイルが
夢を受け止め
溜まるばかりの垢と執着

浸かり切った眼差しさ

打ち明けられる
人も無く
塩素臭さを丸めて隠す

日焼けの跡は
いつまで留まる

問い掛けの筈が
追い詰める午後
一時の香が居座る訳だ

不安気な鼓舞へ
委ねるままに

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2016.07.18


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