定まらぬ灯と
詰め物の無い事が
信じられない人もいる

そう 隣に在る陽は
没する時間を書き換えながら
触れ合う手と手を咀嚼するのだ

優しい言葉は血を湧かす
流した分だけ
雪崩れた距離だけ

繋いでいたのは器の方さ
肉に擦れて
欲に微睡む
冴えぬ灯火 追い掛けたまま

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2016.09.10


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