肺の破れ目
何も無いのだ
巡れども巡れども
拾えない音さ
死出に待つのは

刻一刻と蝋熔かし
己が熱量 示し合わせど
空の容器を 充すもの無く

愛盛って哀喰らい
逢いに行けども相容れぬ
藍に染まった肺の破れ目

一触即発
溢れているのは

関連記事

2016.10.28


Secret